朝日ヶ丘の家 現場 上棟1

e0166543_16494911.jpg
上棟です。
2階の床までが組み上がってきました。
通し柱が立ち上がっています。

材料は適う家の標準的仕様で、地域産の良い材を大工さんと選んで使っています。
一般柱 ヒノキ4寸角(12センチ)
通し柱   〃 5寸角(15センチ)
大黒柱  〃 6寸角(18センチ)以上東濃産
梁・桁(横架材) 杉 三河産


e0166543_1731186.jpg床梁
赤身の多い良材です。


e0166543_1771984.jpgベランダの跳ね出し梁。渡りあごと言う仕口で納めています。
木目の詰まった感じ。生きた節の感じがわかりますか?



e0166543_17122318.jpgここは完了です。
# by takahashi-sekkei | 2009-02-26 17:13

Y邸現場 外壁 モルタル下地

e0166543_16495825.jpg外壁の状況です。
前回の木摺りの上にラス網を張り、モルタルの下塗りがしてあります。
だいぶ家らしくなってきました。


e0166543_16592572.jpg仕上にはクラックを防ぐ意味などで目地を切るのですが、木の目地棒を先に付けておきます。


e0166543_1713853.jpgモルタルの表面は、仕上材がしっかりと食いつくようザラザラに目を荒らします。
モルタルの中には発泡材の粒が混ぜてあるのですが、これは細かい気泡を含んだような少しでも柔軟な壁面を作ることで、仕上がりのクラックを防ぐためのものです。
# by takahashi-sekkei | 2009-02-25 17:14

朝日ヶ丘の家 現場 配筋検査2

e0166543_21545772.jpg右側に建物。
左側が駐車場になるのですが、敷地の高低差の関係で地盤面が低くなっています。



e0166543_226159.jpg
今回は打ち放しではないのですが、結構きれいに打てましたね。
# by takahashi-sekkei | 2009-02-24 22:17

朝日ヶ丘の家 現場 配筋検査

e0166543_21153060.jpg基礎の配筋検査です。
鉄筋が設計どおりに入っているかをチェックします。
第一に鉄筋の太さと間隔。
鉄筋のつなぎ方とその位置などを主に見ます。


e0166543_21424233.jpg鉄筋の下は土の様に見えますが、これは表層地盤改良といってセメント系の混和材で土を固めた表面です。
工事に先立って地盤調査を行い、地盤の強度を測った結果この工法を採用しました。
この敷地のような傾斜地に宅地造成がされた時、上の方の土を削って下方に盛り上げて平らな宅地にしてしまいます。
そのため盛り上げた方の地盤の強度が弱く、また強弱が不均衡になってしまいます。弱い部分の深さが浅い場合はこの工法が合理的です。


e0166543_21361449.jpg通常は基礎の下は砕石や割り石を敷き詰め、転圧した上に下地の薄いコンクリートが打たれているのですが、今回は表層地盤改良を行っているため省いています。
軟弱層がもっと深い場合は他に柱状改良があります。
# by takahashi-sekkei | 2009-02-24 21:40

Y邸現場 浴室1

e0166543_1712773.jpg浴室の壁はヒノキの板壁に。
ヒノキの持つ柔らかさ、保温性と香りのよさ。
心と体の癒しを求める浴室にはいいものです。

もちろん通気や掃除は必要ですが、水切れの良い納まりにすれば特に大変なメンテナンスは必要ないでしょう。
多少のカビや黒ずみも味のうちと思える方でないと、逆にストレスになるかもしれませんが。


e0166543_17335668.jpg天井と壁板との納まり。

天井と壁との見切り縁に壁板をはめ込んでいく溝を切ってあります。
1、それによって壁板はまっすぐに張っていける。

2、壁板は湾曲するように反ろうとするのでその変形を押さえてしまう。

3、仮に壁板が反っても、見切り縁の直線はキープされるので見た目にはまっすぐに見える。

4、壁板の切り口をカバーすることで水分の吸収を防ぐ。カビの軽減。



e0166543_1758447.jpg次は板壁の下の見切りです。



e0166543_1863520.jpgその部分のアップです。
見切り材の上辺は傾斜をつけてあり、壁板も斜めカットしてあります。
裏に廻った水滴の排水を考えてのことです。

在来の大工さんは、このような部材は当然、自分でつくります。
ですから道具や技量の範囲で自由につくることが出来ます。
そこに工夫があるし個性が出ます。
# by takahashi-sekkei | 2009-02-19 19:10

Y邸現場 階段2

e0166543_20574947.jpg階段の手摺が出来てきました。
部材は見えないところでホゾを差し、ボルトで引いて固定しますが、木工ボンドも併用します。
ボンドが固まるまでは、壁からつっぱり棒を使って所定の位置を確保しています。


e0166543_20595295.jpg手摺はかどを丸く取っています。
ヒノキ材のやわらかさを感じてほしいと考えて。

# by takahashi-sekkei | 2009-02-16 21:08

Y邸現場 階段1

e0166543_18243159.jpg階段の造作が始まりました。
大工さんが図面から寸法を割り出して板に作図をしています。

こんな風にサシガネと鉛筆だけで難しい階段も作ってしまう大工さんを見て、すごいなあと思います。


e0166543_1845243.jpg段板の取り付け。
黒い三角の部材はクサビです。
溝の下辺を斜め広げておいて、このクサビを打ち込んで圧着すると上から見て一分のスキもない仕事に見える訳です。
今、階段はプレカットといって、工場で加工までをしてくるのが普通になってしまいました。
でも安易な方法に頼っていると肝心の人は育っていかないですよね。
# by takahashi-sekkei | 2009-02-14 19:03

Y邸現場 バスコート

e0166543_2071526.jpg
バスコートから見上げた空がきれいでした。
2月の空です。
# by takahashi-sekkei | 2009-02-10 20:11

Y邸現場 造作2 板を接ぐ(はぐ)

e0166543_23225538.jpg今日の現場はまるで家具工房のようでした。
作業台に道具が並びます。


e0166543_23254435.jpg何をつくっているのでしょうか。


e0166543_23302983.jpg


e0166543_23302730.jpg


e0166543_23312382.jpg


e0166543_23322836.jpg出窓の天板になる材でした。
板巾が30センチ以上になると、なかなか一枚板では出来なくなってきます。
そんなときは集成材か合板の表面に薄板を貼ったものを使うのが一般的なのですが、このように接ぎ板(はぎいた)と言って、無垢板を横方向にくっつけていく方法があります。
くっつけた所が離れず、まったいらでいてくれるように、このような加工をしています。
# by takahashi-sekkei | 2009-02-09 23:28

Y邸現場 造作1

e0166543_2234524.jpg大工さんの工事の中で、仕上がりにかかわる仕事を造作工事といいます。
中でも私たちが枠廻りと呼びますが、サッシの枠、引き戸や開き戸、引き込み戸などいろいろな形式のドアをはめる枠。鴨居や敷居。
設計者はそれらの納まりを大切に考えています。
それらの材質や形状寸法。
これがその家の質を決めるともいえるでしょう。



e0166543_223439100.jpg大工さんが現場で板を削り、溝を掘って一枚一枚仕上ていきます。
寸法も結構まちまち。
住みやすさ、使いやすさを考えるとそうなるのです。
このような仕事は、住宅メーカーなどの商業化された工事ではやりません。納まりを単純化、標準化して、工場で作った模造品が納入され、大工はただそれを壁に貼り付けるようになっています。材料も反りのない合成品ばかりです。
# by takahashi-sekkei | 2009-02-08 23:01

Y邸現場 外壁下地2 木摺り

e0166543_18493239.jpg木摺りと呼ぶ左官仕上げ用の下地です。
先に紹介したタイベックシートの上に通気用のタテ胴縁を打ち、その上から横板を打っています。この横板が木摺りです。
以前ある左官屋さんから、木摺りは杉で板巾の狭いものがいいとアドバイスをされ、その後は常に杉板・板巾5センチとしています。
最終の仕上がりのクラックを防ぐための意味があります。
板は必ず反ります。その上に硬いモルタルで面を作るのですから、板の反りによる変形量が
度を越すとモルタルは割れるわけです。
杉はヒノキに比べて反発力が弱い。
かつ板巾が狭ければ反りも小さく、モルタルは割れにくくなるという訳です。

e0166543_197839.jpg

張り上がった木摺り。
良く見ると、板の継ぎ目が一段ごとに互い違いに張ってあるのが分かります。
これも壁のクラックを防ぐ工夫です。
# by takahashi-sekkei | 2009-02-05 19:12

Y邸現場 外壁下地1 タイベックシート

e0166543_21445871.jpg外壁は2種類を張り分けています。
これはガルバリウム鋼板のスパンドレル(タテ張り)の下地の状況。
柱の外側にまず白いシートを張っています。これは透湿性と防水性を兼ねたシートです。
この透湿シートにもたくさんの商品が後発で販売されていますが、これが本家本元のフランス、デュポン社のタイベックシート(商品名)。


e0166543_2215637.jpgタイベックシートの上にまずタテに胴縁。その上にヨコ胴縁を打っています。
タテ胴縁があることで、ここに下から上に抜ける空気の通り道を確保しています。
これを通気胴縁と呼びます。
ここは下から上まで通気を確保します。空気の流れを考えると2センチ以上の厚みが必要でしょう。
木材は風が通ること、また、雨に濡れても晴れれば乾く環境にしてあげることが大切です。
# by takahashi-sekkei | 2009-02-04 22:44

Y邸現場 屋根2

e0166543_17422177.jpg「軒先」
和型の瓦は表面が波打っているので見た目にすっきりとはいかない。

でもこれはこれでいい。
雨が流れやすい、道理に適ったデザイン。
自然に抗わない「和」のかたち。

それでも軒先の下のラインを直線に納めると、だいぶすっきりします。
# by takahashi-sekkei | 2009-01-14 18:33

Y邸現場 上棟

e0166543_2113415.jpg
上棟
今回も地域の材を手刻みで行いました。
右の大工さんが主に墨付け(図面から寸法を割り出し、加工の下書き線を書く)を担当し、他2人の大工さんと約2ヶ月かけてつくりました。
昨日の始まりから内心は不安と緊張があったと思いますが、こうして屋根まで組み上がってくると、自信ある
雰囲気が出てきました。

e0166543_21291298.jpg近くで見ると材が太く、迫力です。今回も奥三河の杉を仕入れています。


e0166543_21312957.jpg軒先。
登り梁によって軒を深く出しています。一般には60~90センチくらいですが、この設計で120センチになっています。
1階にウッドデッキが出来るのですが、雨がかからないようになります。


e0166543_21355261.jpg

# by takahashi-sekkei | 2008-08-01 21:40

Y邸現場 地盤改良

e0166543_20295580.jpg地盤改良。
地盤調査によって、地下5メートルまでに50センチ厚の軟弱層が2~3枚あることが確認できました。
お菓子のウエハースように、薄い軟弱層が固い層の中にはさまっています。
5メートルより下は玉石の混じった硬い層です。
ここは矢作川に近く。何万年かの時の中で、川の氾濫や蛇行の痕跡が残っているわけです。
この状況から今回は柱状改良という方法で地盤を補強しました。



e0166543_2027528.jpg土を掘りながら同時にコンクリートを流し込み柱状の改良体を作ります。
今回は直径60センチ、長さ5メートルの改良体を1.8メートル間隔で約70本打ちました。
建物の重量と地盤とのバランスで設計をします。
# by takahashi-sekkei | 2008-04-01 20:06