<< Y邸現場 造作1 Y邸現場 外壁下地1 タイベッ... >>

Y邸現場 外壁下地2 木摺り

Y邸現場 外壁下地2 木摺り_e0166543_18493239.jpg木摺りと呼ぶ左官仕上げ用の下地です。
先に紹介したタイベックシートの上に通気用のタテ胴縁を打ち、その上から横板を打っています。この横板が木摺りです。
以前ある左官屋さんから、木摺りは杉で板巾の狭いものがいいとアドバイスをされ、その後は常に杉板・板巾5センチとしています。
最終の仕上がりのクラックを防ぐための意味があります。
板は必ず反ります。その上に硬いモルタルで面を作るのですから、板の反りによる変形量が
度を越すとモルタルは割れるわけです。
杉はヒノキに比べて反発力が弱い。
かつ板巾が狭ければ反りも小さく、モルタルは割れにくくなるという訳です。

Y邸現場 外壁下地2 木摺り_e0166543_197839.jpg

張り上がった木摺り。
良く見ると、板の継ぎ目が一段ごとに互い違いに張ってあるのが分かります。
これも壁のクラックを防ぐ工夫です。
by takahashi-sekkei | 2009-02-05 19:12
<< Y邸現場 造作1 Y邸現場 外壁下地1 タイベッ... >>