木摺りと呼ぶ左官仕上げ用の下地です。
先に紹介したタイベックシートの上に通気用のタテ胴縁を打ち、その上から横板を打っています。この横板が木摺りです。 以前ある左官屋さんから、木摺りは杉で板巾の狭いものがいいとアドバイスをされ、その後は常に杉板・板巾5センチとしています。 最終の仕上がりのクラックを防ぐための意味があります。 板は必ず反ります。その上に硬いモルタルで面を作るのですから、板の反りによる変形量が 度を越すとモルタルは割れるわけです。 杉はヒノキに比べて反発力が弱い。 かつ板巾が狭ければ反りも小さく、モルタルは割れにくくなるという訳です。 張り上がった木摺り。 良く見ると、板の継ぎ目が一段ごとに互い違いに張ってあるのが分かります。 これも壁のクラックを防ぐ工夫です。
by takahashi-sekkei
| 2009-02-05 19:12
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